私らしく、美しく(医食同源)。

体の声を聞き 変化に対応する

2014/02/06更新

編集担当ノブエとミヨコが、「食」「習慣」「日本」「伝統的な暮らし」などをテーマに、専門家を訪ねます。

 

ミヨコ:最近、栄養が偏ってるかなぁって気になってるんだよね。

ノブエ:外食が続いたりすると、どんなものを食べたらいいか、気になるよね。

ミヨコ:今日は、整体と食のお話が楽しい一井先生にいろいろ聞いてみましょう 。

地球最後の日に食べたいものは?

ミヨコ:先生、こんにちは。

 

ノブエ:ここに来る前にふたりで、栄養が偏ってるかなぁ、どんなものを食べたらいいんだろうって話してたんですよ。

 

一井先生:うーん。ふたりは、明日が地球最後の日だとすると、何を食べたいですか?

 

ノブエ・ミヨコ:食べたいものですか?うーーん。。

 

ノブエ:私は、お寿司かな。

 

ミヨコ:私は断然シュークリーム!

 

一井先生:今答えてもらった、地球最後の日に食べたいものっていうのは、つまり大好物ということ。そして、ついつい手が伸びてしまうものなんです。

 

ノブエ:わかる気がします。

 

一井先生:たとえば、ノブエさんの場合、お寿司。つまり炭水化物と動物性タンパク質の組み合わせですね。

 

ノブエ:あぁ、、他にも丼とかも好きです。

 

一井先生:そういう人の場合、炭水化物と動物性タンパク質の組み合わせの食べ物を知らず知らずによく食べる傾向にあります。お寿司や、ごはんの上におかずが乗った丼物は、それ単品で成立しがちなので、野菜が不足しやすい傾向にあるのではないでしょうか?

 

ノブエ:確かに……。

 

一井先生:ミヨコさんの場合は、甘いもの。なかでも洋菓子が好きなんですね。

 

ミヨコ:好きですね~。やめられないです。自分へのご褒美とか、今日は疲れたとか、食事を控えてでも、甘いものを食べてしまうかも。

 

一井先生:つまり糖質と脂質を組み合わせたものを摂りすぎる傾向にあるということですよね。血糖値がぐっと上がりやすい食べ物ですから、注意が必要です。

 

ミヨコ:はいー。

 

一井先生:他にも、焼き肉って答える方は、動物性タンパク質を多めに食べる傾向にあるかもしれません。ビタミン、ミネラルをおろそかにしてないかチェックが必要です。

麺類だという方は、炭水化物はもちろんですが、塩分を摂りすぎていないかも振り返ってみてはいかがでしょうか。ラーメン、そば、うどんなどのつゆには塩分が多いですから。

 

ノブエ:なるほど。この質問は、自分は何を食べ過ぎる傾向にあるのか簡単にチェックできる良い方法ですね。

 

一井先生:そうですね。それに、「体調が優れないから、そういう時は何を食べればいいのだろう」というのは、少し違うような気がします。体調が悪くなった時に最初に考えたいのは、何を食べようではなく、何を控えようってことなんです。

 

ノブエ:そうなんですか?

 

一井先生:そう。一般的な現代人の食生活を考えると、食べ過ぎ、過剰摂取になっていることがほとんどではないでしょうか。でもついつい、足りてない栄養素を考えるクセがついてしまっているんですよね。

 

ミヨコ:……確かにそうかもしれませんね。

 

一井先生:たとえば、汚れた川があったとします。そこにいくらきれいな水を注いでも、川はきれいにならないと思います。まずは川が汚れる原因となっているものを取り除き、入ってこないようにする。それからきれいな水を入れなければ、川はきれいにはなりません。腸環境も同じことがいえると思います。

 

ミヨコ:なるほど、まずは先に過剰摂取しているものをやめたり、控えたりしてからでないと、どんな栄養が足りてないかを考えても意味がないってことですか。

 

一井先生:体を整えるという点ではそういう風にいえると思いますよ。いくら体にいいとされる食品を食べたとしても、それを消化吸収し、不必要だと体が判断したものは排泄する。この消化・吸収・排泄のプロセスがうまく働かなければ、栄養価が高いとされるものを摂取しても吸収し、体に生かすことはできません。腸内環境をいい状態に戻すことが大切です。腸環境が良い状態になれば、発酵食品などの菌の働きも良くなり、良い循環が生まれます。

 

 

 

美しい人とはどんな人?

 

ミヨコ:先生のお話、納得です。でも一方で好きなものを減らしたり、自分の生活を変えるというのは簡単ではないですね。

 

一井先生:ふたりは、美しい女性ってどういう人のことをいうと思いますか?

 

ミヨコ:美しい女性、ですか……。

 

ノブエ:笑顔がかわいいとか? 仕草が美しいとか?

 

ミヨコ:姿勢がいいとか? スタイルが素敵とか?

 

一井先生:そうですね。私は「変化に対応できる人」こそ、美しい人だと考えています。

 

ミヨコ:変化に対応できる?

 

一井先生:そうです。変化できる人、絶えず変化をする人というのが、美しい人だと思います。いくつになってもシワのない顔とか、モデルさんのようにスタイルがいいとか、そういうことではないんですね。

 

ミヨコ:変化というのは何を指していますか?

 

一井先生:あらゆることですね。時代の流れや環境の変化、体調の変化などさまざまです。これは整体にも通じることなんですよ。

 

ノブエ:整体ですか?

 

一井先生:そう。整体というと、肩こりを治してくれるとか、腰が痛かったり、体が曲がっているような気がしたとき、骨をバキバキっとやって、歪みを取ってくれるとか、そういうイメージがあるようですね。

 

ミヨコ:違うのですか?

 

一井先生:本来、整体の意味はそういうことではないんです。私が思う整体した体とは、環境の変化に対応できるたおやかな、柔らかい体のことなんです。

 

ノブエ:たおやかな、柔らかい体……。

 

一井先生:はい。整体した体というのは、筋肉がたおやかで柔らかく、柔軟性に富んでいるということがいえますね。そういう体を持っている人は心も柔らかい。だから、季節や加齢などの変化や人生の中で起こるさまざまなライフイベントにも上手に対応していくことができるでしょう。

また、もう少し体の中の話でいえば、たとえ体調を崩したとしてもすぐに治すことができる体です。季節の変わり目、とくに夏から秋に移行する時、冬から春に移行する時は、体調を崩す人が増えますが、整体した体は気候の変化にも対応でき、たとえ体調を崩したとしてもすぐに回復することができるんですね。また、年齢による変化にも柔軟に対応することですね。つまり抗わないということです。

 

 

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