何を食べるかではなく、何を食べるのをやめるか

ミヨコ:体の調子を整えたいなら、暮らしそのものを考える必要があるのかもしれませんね。

 

一井先生:そうですね。なんでもうまくいっているときはいいのだと思います。でも体がうまく働かなくなったときに、何もできなくなるし、やはり見直しが必要だということになりますね。

 

ミヨコ:そうなる前に、自分で変化に対応していくことが大切なんでしょうね。

 

一井先生:このコラムで何度かお話をしていますが、やはり大切なのは、自分にとって何が大切なのか、自分の体に聞くことです。何が大切かがわかれば、食は勝手についてきます。

 

そして何よりも、多くの日本人は量を食べ過ぎています。調子が悪くなったときに、何を食べたら良くなるか?という発想をやめ、一食抜くくらいでいいのではないでしょうか。何かを食べて調子を取り戻そうというのではなく、何を食べているから調子が悪いので、それを食べるのをやめる、という考え方になる方がいいですね。

 

 

 

 

 

ノブエ:以前、先生がおっしゃった食べ物を薬のように考えないということですね。

 

一井先生:そうですね。また、たっぷり水を飲むというのも私がおすすめしていることです。生野菜などをたくさん食べている人はいいけれど、現代人は加熱食、加工食品を食べる機会が多いと思います。こうした食品を消化するため、腎臓や肝臓はフル回転しています。そのときにたくさんの水を必要とします。一日に1.5Lくらい水を飲みましょうといいますが、成人であれば2Lぐらいのお水を飲むことをお勧めしています。

 

ノブエ:お茶やコーヒーなどではなく、水がいいのですね。

 

一井先生:そうですね、お茶やコーヒーも分解し、消化吸収し、不要なものを排泄するという作業が付きまとい、その一連の作業にまた体は水を必要とします。

 

ここまでたくさん食の話をしてきましたが、すべてを食で解決することはできません。内臓、筋肉、骨格、これが密に相互の関係を保ちながら人の体は成り立っています。内臓が疲弊しているのに、何を食べればいいのか?ばかり考えても意味がありません。タイヤがパンクしているのに、走らないからと質のいいガソリンを買い求めるようなものです。

 

体の調子を整えたいのであれば、何を食べるかだけを考えるのではなく、生活全体の根本的なことを見直すことから始めたいですね。そして、自分が過剰に摂取しているものを食べるのをやめる。そのうえで、体が本当に何を欲しているのかを感じ取ることが必要なのではないでしょうか。

 

ノブエ・ミヨコ:よくわかりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

一井 葉子さん プロフィール

からだデザイン代表。

ホリスティック医学の考え方をベースに、人間本来のリズムを大切にした、簡単に始められる無理のない食生活の改善「ヒーリングフード」、筋肉のバランスと気の流れを整え、からだを整体する「セルフボディデザイン」の紹介を通じ 、楽しみながらできるホリスティックなセルフケアライフスタイルを提案する。

整体指導士/生活習慣病予防指導士/ホリスティックセルフケアコーディネーター/ヒーリングフード料理研究家/NPOホリスティック医学協会専門会員・関東運営委員/ナチュラルハイジーン普及協会会員

著書に『40代からの女を上げる整体学  生涯「美しい女性」でいるために』(アスペクト)がある。

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