思えば、お味噌はまりにも無口でした。
どんなときもそばにいて、日本人のからだと健康を、ずっと支え続けてきたけれど、そのことを特別に語ろうとしたことはなかった。でも、それは違う、と思いました。
からだにいいものは、そのことを伝えなければいけない。
伝えることで、お味噌の大切さに気づく人を、ひとりでもふやさなければならない。そう思ったのです。
からだをつくり、美しさを育て、病から人を守る。大豆という「栄養の天才」を原料に、発酵という「自然の魔法」に育まれ、人のからだにかけがえのないめぐみをくれるもの。
それだけじゃない。朝の光の中でいただく一杯のお味噌汁は、今日という一日をきちんと生きよう、そう言っている気がするのです。
今日という一日を、家族を愛し、人を敬い、礼儀を忘れず、ていねいに生きよう。
そうなのです。お味噌はからだの健康だけでなく、日本人の、清潔で節度ある、生活や心の健康までつくっている。
そう思えてなりません。
お味噌を愛することは、生きることを愛すること。
これからも、あなたのいちばんそばで暮らしたいと願う、マルコメ153年目の春です。
マルコメ
大豆をあらわすマルなかに米、お味噌づくりから始まったマルコメの商標の由来です。