発酵を訪ねる
藁納豆定食と納豆アイスが評判!
水戸名物を堪能できる「水戸 門のまえ」
2026/01/29
発酵を訪ねる
2026/01/29
日本人に馴染み深い発酵食品・納豆。古くから納豆の生産が盛んで、納豆のまちとして知られているのが、茨城県の水戸です。昔ながらの製法でつくられる藁納豆をはじめ、水戸名物が堪能できる人気店「水戸 門のまえ」を訪れました。
水戸といえば、納豆を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。大豆の生産が盛んで納豆生産量日本一の茨城県では、納豆は古くから郷土食として親しまれてきました。

JR水戸駅前にある納豆の記念碑。水戸の納豆の由来も記されている。
納豆の発祥には諸説ありますが、水戸には納豆にまつわる伝承が残っています。平安時代、源義家が奥州へ向かう途中に水戸市渡里町の一盛長者の屋敷に泊まった際、藁で包んでいた馬の飼料の煮豆が偶然発酵して、納豆が誕生。その後、水戸の農家に広まったと言われています。
江戸時代には水戸黄門として知られる水戸藩主・徳川光圀が、備蓄食として納豆の製造を奨励。そんな水戸の納豆が一躍有名になったのは、明治時代のこと。鉄道開通をきっかけに駅で土産として納豆を販売したところ、おいしいと評判になり、全国的に知られるようになっていきました。

JR水戸駅前には水戸黄門像も。徳川光圀は備蓄食料として納豆づくりを奨励。
水戸名物の納豆を楽しめる店として評判になっているのが、「水戸 門のまえ」。日本三名園のひとつで、梅の名所としても知られる偕楽園の東門の前にあり、特に梅の季節は行列ができるそう。
ここは寛政二年創業の吉久保酒造が手がける食事処で、お酒に合うメニューや茨城県の名産品を使った水戸ならではのメニューを豊富に取り揃えています。

月替りのおかずも手間暇かけた手づくり。農家から取り寄せる無添加の野菜を使うなど、食材にこだわっている。
看板メニューのひとつが、藁納豆定食。藁納豆ひと束、ごはん、みそ汁、カボチャの寒天寄せや穴子の煮物、きんぴらといったおかずがセットになった定食です。昔ながらの製法でつくられた藁納豆は程よい歯ごたえで、藁の香りと風味豊かな豆の味がしっかりと味わえます。

水戸の老舗納豆屋「天狗納豆」を提供。
水戸納豆の特徴といえば、小粒であること。水害が多かった土地柄、台風が来る前に収穫できる早生の小粒大豆が生産されてきたことに由来しています。小粒納豆はかき混ぜると強い粘りが出て、ごはんとの絡みやすさも抜群です。
食後のデザートとして人気なのが、納豆ねば~るアイス。藁納豆定食とセットで頼むお客さんが多いそうです。

納豆のび~るアイス。香り豊かなマダガスカルバニラアイスを使用。
バニラアイスの上に納豆、きな粉、黒蜜をトッピング。見た目に衝撃を受けながらも、しっかりかき混ぜると粘りが出て、まるでトルコアイスのような滑らかで伸びる食感に。納豆特有の香りも消えて、おいしい和テイストのスイーツとして楽しめます。

しっかりかき混ぜることがポイント。納豆の風味は消えるので、納豆が苦手な人にも。
店では吉久保酒造のお酒や甘酒も堪能できます。しぼりたての新酒の酒粕を使った甘酒は芳醇な香りと濃厚な味わいが広がります。納豆や酒粕、酒類は併設している売店でも購入できるので、水戸ならではの土産として最適です。

酒造甘酒とオレンジジュースをミックスした甘酒オレンジ。

華やかな香りが広がる大吟醸嚼梅。圧力をかけずに落ちる雫酒を集めた無加圧の酒。

一品純米大吟醸。契約栽培による水戸産山田錦を100%使用した茨城の酒。
ドジャースタジアムVIPルームで提供され話題に。
2月11日~3月22日(梅祭り期間中)10:00~15:30L.o
16:00閉店 休み無し
https://www.instagram.com/mito_mon_nomae/