大湯みほのぬか漬けロマン
「発酵美食」のぬか漬けレシピを提供!
JA東京むさしとのコラボ企画レポ
2019/08/01
「発酵美食」のぬか漬けレシピを提供!
JA東京むさしとのコラボ企画レポ
大湯みほのぬか漬けロマン
2019/08/01
2019年6月に、JA東京アグリパークで開催された「JA東京むさし 農園より 召しませ♡初夏の東京野菜」。このイベントで、当連載で紹介してきた大湯みほさんのぬか漬けアレンジレシピを「ランチセット」としてお客様に提供する企画が行われました。
レシピ監修だけでなく、材料のぬか漬けも大湯さん自家製の物なので、「発酵美食」で紹介したレシピがしっかり再現されています。
今回は、「大湯みほのぬか漬けロマン」番外編として、このイベントの模様をレポートします!
「JA東京むさし 農園より 召しませ♡初夏の東京野菜」を主催したJA東京むさしは、三鷹市、小平市、国分寺市、小金井市、武蔵野市を担当しているJAグループのひとつ。東京都心から近いエリアで栽培された新鮮な野菜が購入できるとあって、2019年6月11~15日のイベント期間中は、多くの人で賑わいました。
その目玉のひとつが、6月14日に行われた、大湯さんによる自家製ぬか漬けを使った「発酵美食ランチ」。この企画が実現した理由を、JA東京むさしの宇田川あき子さんは次のように語ります。
「大湯さんとは、過去に『ぬか漬けのワークショップ』やぬか漬けの魅力を紹介していただく講演会など、さまざまな企画でごいっしょさせていただきました。その中で、いつかこういったイベントを開催できたらというお話はさせていただいていたんです。
大湯さんのぬか漬けは本当においしいですし、参加者の皆さんにも毎回好評なんです。なので、ぬか漬けの魅力、さらにJA東京むさしエリアの野菜の魅力を、もっと多くの人に伝えられたらということで、大湯さんが『発酵美食』で紹介しているメニューが食べられる企画を提案しました」
「発酵美食ランチ」で提供されたランチセットは限定50食。オープンして2時間ほどで完売と大盛況でした。この企画について、大湯さんはこう話します。
「以前から、『連載で紹介されていた料理を実際に食べてみたい』という声を、たくさんいただいていました。なので、機会があったら…と思っていたときに、JA東京むさしさんから今回のお話をいただいたので、とてもありがたかったです」
「発酵美食ランチ」以外の日は、大湯さんのぬか漬けをビュッフェスタイルで提供。こちらも好評だったそうです。
「『発酵美食ランチ』を含めて、今回のぬか漬けに使った野菜はすべて、JA東京むさしさんからご提供いただいた物。ぬか漬けになじみがない方も多いかもしれないと、ぬかの味はマイルドにしてありますが、連日すぐになくなってしまうほどで、私もすごくうれしかったです。
ぬか漬けに興味がある方はたくさんいるんだなと思いましたね。これを機に、ぜひご家庭でもぬか漬けを食べてもらいたいなと思います」
気になる今回の「発酵美食ランチ」の内容は、次のようなもの。
・じゃがいものぬか漬けコロッケ~ぬかクリームソース添え
・春色のぬか漬けカプレーゼ
・ぬか漬け3種(枝豆、コリンキー、ブルーベリー)
・ぬか漬け鶏つくねスープ
この4品にご飯(南魚沼産コシヒカリ)がついて600円(税込)と、かなりお得。11時のオープンと同時に注文する人が後を絶たず、お昼時には満席状態になりました。「発酵」や「ぬか漬け」というと、女性のほうが興味を持つ方が多い印象もありましたが、男性のお客様もたくさんいらっしゃったのが印象的です。
皆さん「おいしい!」とおっしゃっていましたが、詳しくお話を伺うと…。
「もっとぬかくさいのかと思っていたけど、全然そんなことはなくて食べやすい」
「カプレーゼのトマトもぬか漬けにしていると聞いて、アイディアがすごいなって思いました」
など、料理の味のみならず、ぬか漬けにする素材選びにも驚いたという方が多かったです。
また、中には大湯さんに直接ぬか漬けについて質問する方も。
「うちにもぬか床があるけど、すぐにダメにしちゃうんです」
「枝豆はさやのまま漬けるのですか?」
「ぬか漬けにした物を食べきれないんです」
といった質問に、大湯さんが一つひとつ丁寧に答える姿からは、ぬか漬けに対する愛情、ぬか漬けを広めていきたいという強い気持ちを感じました。
近隣の会社に勤める方の中には、イベント期間中、連日大湯さんのぬか漬けを食べたという方もいらっしゃるなど、ぬか漬けの魅力を伝えることに成功したようです。
「初めてのことなので緊張しました」という大湯さんも、そういったお客様の声に胸をなでおろした様子。
「皆さんの応援が励みになりました。また機会があったらやりたいです」と笑顔で語り、「発酵美食ランチ」は幕を閉じました。
1981年生まれ。お笑いコンビ「チェリー☆パイ」での活動などを経て、祖母のぬか床を受け継いだことをきっかけに「ぬか漬け芸人」「ぬか漬けタレント」として本格的に始動。全国でぬか漬けにまつわるワークショップを開催するほか、テレビやラジオなどのメディアに出演してぬか漬けをPR中。2014年には初の著書「カラダいきいき!におわないぬか漬けレシピ」(SPACE SHOWER BOOKS)を発表している。