甘酒のお祭り紹介

山ノ神 神事

山ノ神 神事

蓋井島「山ノ神」神事は山口県下関市の離島、蓋井島で7年目毎(6年に一度)の辰年と戌年の旧暦11月の吉日に周期的に行われる山の神の祭りです。江戸時代の文書の記載内容や現存する神事記録などから、神事は少なくとも約280年前から行われており、蓋井島の島民によって大切に守り伝えられてきました。

蓋井島には山の神を祀る四つの森があります。各森には枯木や倒木を円錐状に組み合わせた神籬があり、島民は普段この森に立ち入ることや枯れ枝を拾ったり、枝を切ったりすることも固く禁じられています。

蓋井島の山の神は、普段は一の山から四の山の各「山ノ神の森」に祀り込められていますが、神事では初日の夕方に各森から各当元の家に迎えられ、二夜三日の間盛大なもてなしを受け、三日目に当元に送られて再び森の神籬の中に鎮められます。神事の際は、蓋井島の島民は一から四の各山のいずれかの組に属し、山の神をもてなします。また各山の森には山の神を楽しませるためのツクリモノと呼ばれる手作りの人形や飾り物が飾られます。甘酒は山の神への神饌(供え物)として、御水桶に入れて供えられます。

蓋井島「山ノ神」神事は本来農業と深く関連するものと考えられていますが、島民の漁業が中心となった今でも、神事の基本を守りつつ、時代や社会の変化に合わせながら行われ、古くからある山の神の信仰習俗の形態を現在に伝えています。


■開催日
辰の年と戌の年の11月下旬頃

■開催場所
山口県下関市蓋井島

■URL
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/15309

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